当直の話だよ その1
有言実行ということで、当直について書いていこうと思います\\\\(۶•̀ᴗ•́)۶////
当直とは夜間の救急当番のことで、17時から翌日9時ごろまでの救急外来を担当することになります
恐ろしいのは当直がある日は日中お休みなんてのがないことで、普通に朝8時から17時まで働いて、そこからぶっ通しで次の日の朝9時まで救急当番をするわけです
日中の業務が終わっていないと、救急当番と並列でこなすことに(☍﹏⁰)
世の中の大抵のお仕事がそうであるように、医師の仕事も17時で終わることってまず無いので、つまり大半の日は…
ちなみに当直の翌日もほとんどの病院では普通に業務が課されるので、朝8時から翌20時とかまで、36時間ぶっ続けで労働したりするのです
他人の健康気づかってる場合かよ…(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)
さてさて睡眠時間はどうなるの?って話ですが、忙しくなければ寝られるし、忙しいと一睡もできないというハチャメチャに不安定な夜を強いられます
救急外来なので予約とかは無いわけで、その夜どれくらいの患者さん、救急車がくるかは未知数です
もしかしたらこの後何時間か寝られるかもしれないし、数秒後に院内PHSが鳴って呼び出されるかもしれないという落ち着かない状態で一晩過ごすのです
同じタイミングで数人患者さんがドカンとくるとてんてこ舞いですが、それが全部片付いてしばらく平和なようであれば数時間寝られます
1、2時間置きにポツポツくると、トータルの患者数が同じでも寝られません(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)
ようやく寝られそうだという時にきた患者さんが「特にどこも悪いわけではないけど薬を出して欲しくて」みたいな人だと、正直なところおこです(。◟‸◞。✿)
しかもそういう人に限って救急車をタクシー代わりにしてくる…
ぼくも医療系に進むまでは知らなかったような気がしますが、救急外来って「現時点で命に関わりがある病気をどうにかもたせて、専門の先生のところまでなんとか繋ぐ」ってのが目的です
夜間も全部の科の医師を待機させておけるほど、人手も資源も余ってはいないのです
なので命に別状がなければ詳しい検査や治療はできませんし、お薬も1日分しか出せない決まりとなっています
夜なら空いているからといってきても、現時点で命に別状がなければまた明日病院にかかってねって言われるだけです
癌みたいな命に関わる病気でも、”今”なにかしないと明日までに死ぬかもって状況でなければ、後日専門の科を受診してねで終わりです
みたいなお話を、明らかに軽症な患者さんには伝えたりもします
ただこれは詳しい検査とか薬の処方は今できないよってのと、コンビニ受診はやめてねって説明です
もちろん自分で本当の重症度なんて判断できませんし、ヤバイと思った時には躊躇せず受診してくださいね٩꒰。•◡•。꒱۶
長くなったので次の記事へわけます~~ヾ(๑╹◡╹๑)